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起業に必要なコンセプチュアル思考

更新日:2021年7月11日

社会保険労務士の菊地です。今回は事務所開業準備にあたり私自身に必要になっている「コンセプチュアルな思考」について書いてみます。


私は今、コーチングを学んでいます。

きっかけは、開業準備の段階で、本業の社労士業に関連付けて、「何かオプショナルなコンテンツを作りたいけど何がいいだろう」と探しているときに、たまたま目に入ってきたからです。

正直、それまでコーチングというものに興味はあまりなかったし、企業向けではなくどちらかというと個人向けに行われるものという認識だったから事務所でのサービスにはなりにくいと思っていました。

しかし、企業向けに特化して教えているスクールも存在しているし、学んでいるうちにそもそもコーチングは、人の思考の本質的なところに働きかけるものだから、単純にビジネスとか個人の生活とか、どちらかに分けて考えるスキルではないということがわかりました。



だからなぜコーチング?

コーチングというものを、ここでは説明しきれないので割愛しますが、コーチング的には、仕事という一面をとってみても、その人の全人的なあり方が反映していると考えるんですね。この考え方が、自分の胸にグッときました。


私が独立することを決めてからこれまでの数か月間、何もないまっさらなところから自分が持っているごく限られたリソースをもとに「ゼロから絞り出して作る」ということをしてきているからだと思います。

事務所名を決めて、ロゴマークを考え、ホームページを作り、商材を作り…。

その過程で、自分の好きなエッセンスや過去の自分やらを掘り起こすような作業をしました。

その中で必要だったのが、「コンセプチュアルな思考」だったと思います。



ロジカル思考でもなく、クリエイティブ思考とも違う

ではそれはどんな思考だったかと言うと、「何かを定義する」「概念を掘り起こす」「意味を作る」「捉え方を作る」とでも言ったらいいでしょうか。正解のない問いに、答えを「掘り起こす」または「持ってくる」ような思考です。それがコンセプトを作ることや商材を作ること、これからやろうとしている事業そのものを据えることに重要だったと思います。

この作業をする起業準備の時期に、私がコーチングを学んでいるというのは偶然のことなのですが、本当に運がよかったと言えるでしょう。起業をするうえで、このコンセプチュアル思考は必要であり、この思考にコーチングが非常に役立っているのです。

コーチングは、自分の現状・過去から、未来の選択肢・達成への手段をもってゴールをイメージすることだからです。その過程で、必ず「ありたい姿」というものを自分に問いかけ続け、自分でも気づいていなかった意識を意識していくことになるのです。


学びは続く

開業準備のこの期間で、この思考は企業の経営者や経営幹部の方をはじめ、すべてのビジネスパーソンに欠かすことのできない思考なのではないかということを思いました。

コーチングを受けること・セルフコーチングをすることで、コンセプチュアルな思考になれることを体感しています。


まだまだ学びの途中段階ではありますが、学びに終わりはありません。今後も私のコーチングの勉強は続いてきます。



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