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19歳から22歳 健康保険扶養要件変更ポイント~2025年10月から~

  • 執筆者の写真: 管理人
    管理人
  • 8月29日
  • 読了時間: 2分

2025年10月から変更される「19歳以上23歳未満の健康保険の扶養要件」について、約3分以内で読める記事にまとめました。

現状では、健康保険の扶養要件の年収基準は130万円未満※ですが、これが19歳以上23歳未満の方に関しては150万円となります。


※60歳以上または障害者の方を除く。これらの方の年収基準は180万円。


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対象者と変更内容

  • 対象者:被保険者の配偶者を除く「19歳以上23歳未満」(扶養認定日の属する年の12月31日時点の年齢で判断)の方。

  • 変更点:年間収入要件が130万円未満 → 150万円未満に引き上げ

  • 適用開始日:2025年10月1日以降に扶養認定を行う場合に適用


注意すべきは年齢判定のタイミングにあります。被扶養認定日の属する年の12月31日時点の年齢で判断されるためです。同じ22歳でも年末に23歳になっている場合は年収基準が従来通りの「130万円未満」となります。


背景と企業や学生へのメリット

背景として、2025年度の税制改正との整合性があります。2025年度は特定扶養控除など、学生世代への税制支援が強化されており、社会保険の基準もこれに合わせて見直されました。


これにより、学生などでこれまでは親の扶養でいるためにアルバイト収入を年130万円に収まるように働いていた人は、もう少し収入を増やしても親の扶養に入ったままでいられます。企業でも、学生アルバイトの方にもう少し多くシフトに入ってもらいやすくなります。




参考:日本年金機構HP「19歳以上23歳未満の方の被扶養者認定における年間収入要件が変わります」



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