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人事労務担当者のメンタルヘルスを考える

  • 執筆者の写真: 管理人
    管理人
  • 1 時間前
  • 読了時間: 4分

労務という分野で地域を元気にするさざなみ社労士事務所のきくちです。

今回は、社労士として企業の人事労務担当者の方と関わる中で感じたことを書いてみたいと思います。


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人事労務担当者の仕事の特徴

なぜ人事労務担当者という職種について書いてみようと思ったのかというと、この仕事は社内のサポート的業務として捉えられがちで、表に出る機会が少ない一方、その職種ならではの特殊性や特有の悩みを抱えやすい立場にあると感じたからです。


人事労務担当者の仕事には次のような特徴があるのではないでしょうか。


  • 何かと何かの板挟みになりやすい

  • 役割の範囲があいまい

  • 従業員のメンタルヘルスを推進する側のポジションに立っている



1.何かと何かの板挟みになりやすい

人事労務担当者は、社長や経営層と従業員との間に立ち、相反する意見を聞き、それを整理・調整しなければならない立場に置かれることが少なくありません。


また、労働基準法や社会保険関係法令などの法律と、現場ではすべてを法律どおりに運用することが難しいという現実との間で板挟みになる場面も多く見られます。


どちらか一方に偏ることはできず、しかし中立でいるだけでは解決しない。こうした葛藤を抱えながら判断を求められる点は、人事労務担当者の仕事の大きな特徴の一つと言えるでしょう。



2.役割の範囲があいまい

人事労務担当者は、給与や福利厚生といった労働条件に加え、社会保険の手続きや給付など、従業員の生活に直結する分野にも深く関わっています。そのため、従業員からさまざまな相談や依頼を受けることになります。


しかし、これらの業務には専門的な知識が必要であったり、煩雑な手順や高い正確性が求められたりすることも少なくありません。一方で、上司や経営層がその専門性や業務負荷を十分に理解していない場合、人事労務担当者の業務範囲が曖昧なままになってしまうことがあります。


その結果、「どこまで対応すべきなのか」「これは本来、自分の仕事なのか」と悩みながら業務を進める状況に陥りやすくなります。



3.従業員のメンタルヘルスを推進する側のポジションに立っている

人事労務担当者自身も一人の従業員であることに変わりはありません。しかし、社内相談窓口を担当したり、福利厚生やメンタルヘルス施策を推進する立場にあるため、人事労務担当者自身のメンタルヘルスは後回しにされがちです。


日々、板挟みや役割の曖昧さに悩みながら業務をこなしていても、担当者が限られているため、その苦労を共感してもらったりする機会は決して多くないはずです。



人事労務の仕事の大切さ

人事労務の仕事は、売上を直接生み出すことはありませんので、会社の中では裏方の仕事と捉えられがちです。しかし実際には、「会社が安定して成長していくための土台」を支えているとも言えるのではないでしょうか。従業員がやる気を持って働くことや長く仕事を続けていくことは、「安心して働ける」という土台の部分が揺らいでいると実現しません。この土台というのは、まずしっかりとした労務管理が行われているというところからはじまります。


この土台を支えることは、経営リスクを減らすことでもあります。



社労士に求められる「もう一つの役割」

そこでぜひ、社労士の役割の中に「人事労務担当者をサポートする」というもう一つの役割を加えさせてほしいというのが当事務所の考えです。


  • 人事労務担当者が一人で抱え込まない体制をつくる

  • 判断に迷ったときに、法的・実務的な視点から整理して方向性を一緒に考える

  • 人事労務担当者の心理的な負担を軽減させる


単に手続きの外注先としてだけではなく、人事労務担当者が安心して業務に向き合える環境づくりのサポート役としても当事務所をご活用いただければ幸いです。もちろん、人事労務部門を持たない会社の経営者の方へのサポートも行っております。



「相談のしやすさ」を心がける当事務所の社労士がご相談に応じます。

最後までお読みいただきありがとうございました。






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